紙面のご紹介

「新かながわ」2016年5月22日(第2359)号

(HP掲載日:2016.5.20)

2359

共産党に猛省求める決議可決に至る1年間の発端
県議会で何が起きたのか

 神奈川県議会で、日本共産党県議団の代表質問の制限は市民の抗議で見送られましたが、5月16日の本会議では党県議団の議会運営に対し、猛省を求める決議が自民、公明、民進、県政、県進の賛成多数(共産党反対、神奈川ネット退席)で可決されました。共産党の井坂新哉団長は同日、「議会制民主主義に照らして許されない」として抗議するコメントを発表。賛成した会派は何を問題にしたのでしょうか

傍聴記 県民が見た県議会
 県議会の議会運営委員会を傍聴した弁護士の高橋由美さんに傍聴記を寄せてもらいました。
高橋由美(弁護士)

 神奈川県議会において、県民から選挙で負託を受けた議員の質問を制限しようとする動きがあるとの情報が自由法曹団神奈川支部に寄せられた。また大手マスコミでは、共産党のミスにより議会が混乱しているとか、共産党抜きで視察に行っているなどの報道がなされていた。解説するまでもなく、議員の発言は、その議員を選んだ県民の負託によるものであって、議員が不適切な発言や行動をしたときには、有権者が審判をくだすべきものである。自由法曹団神奈川支部で議会で起きている事態を調査したところ、一般市民の感覚では、代表質問を制限しなくちゃいけない、という議論が必要だとは到底思われなかった。そこで、何人かの弁護士で、問題となっている神奈川県議会の議会運営委員会(これを「議運」といいます)を、傍聴することにした。

川崎でオール市民の会
すべての野党結集訴え

 「衆参ダブル選挙か」と言われる中で、5月15日、「安保法制廃止オール川崎市民集会」が川崎市川崎区の稲毛公園で開かれ、400人が集まりました。民進党、共産党、神奈川ネット、生活の党、社民党、みどりの党が参加し、安保法制廃止を求めるすべての野党が参加しました。

憲法9条を持つ日本国民
ノーベル平和賞候補にノミネート

 戦争放棄を定めた憲法9条を保持している日本国民が、3年連続でノーベル平和賞候補にノミネートされました。受賞者は、10月7日に発表される予定です。相模原市内で記者会見(5月10日)した市民団体「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」は、「みなさんがノーベル平和賞候補だというメッセージを発信し続けたい」と意気込みます。

小田原で憲法シンポ
若者が語る 平和・未来

 5月3日の憲法記念日、小田原革新懇などでつくる憲法シンポ@西湘主催の「民主主義ってなんだ―若者が語る、平和・未来」が開かれ、130人を超える市民が参加しました。

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