紙面のご紹介

「新かながわ」2023年7月23日(第2686)号

(HP掲載日:2023.7.21)

米海軍厚木・横須賀両基地 有害な有機フッ素化合物流出

厚木 放流の泡消火剤 目標値の18倍も
 米海軍厚木基地(綾瀬市、大和市)で、人体に有害なPFOS・PFOAなど有機フッ素化合物が含まれた泡消火剤が放出され、蓼(たて)川に流出した問題で、県などは7月10日、基地内の調整池での採水調査結果について防衛省から情報提供があり、最大で国の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム)の18倍の910ナノグラムが検出されたことを明らかにしました。

横須賀 国などの調査結果、防衛省が市に説明
 米海軍横須賀基地(横須賀市)の排水処理施設で、有害性が指摘されている有機フッ素化合物のPFOSとPFOAが検出された問題をめぐって、市は7月10日、昨年12月に国、市、米軍が同基地の提供水域内で実施したサンプリング調査の結果について防衛省から説明があったことを発表しました。

逗子での連続傷害事件 被害者4人が米兵を提訴

 逗子市の逗子海岸近くの路上で発生した米兵による連続傷害事件(昨年7月9日夜)をめぐり、顔面・両腕骨折などの重傷を負った女性(59)ら被害者4人が7月10日、米兵に計約2200万円の損賠賠償を求める訴訟を横浜地裁横須賀支部に提訴しました。

女性蔑視の市長発言許さない ジェンダー平等社会実現へ 横須賀市議 大村 洋子(寄稿)

 「女性のDNA、ミトコンドリアの中に常に虐げられた歴史があって、その怨念、無念さが今の社会を構成している(中略)その怨念みたいなものを浄化させなきゃいけない、昇華させなきゃいけない時代に来ている」。 これは横須賀市議会6月定例議会の中で「女性に選ばれるまち」をテーマに質問していた議員への上地克明市長の答弁の一部です。

県議選横須賀市区繰り上げ当選 与えられた職責を果たす 共産党 井坂 新哉(寄稿)

 4月の県会議員選挙の横須賀選挙区で当選した自民党の竹内英明県会議員が逝去されました。心から哀悼の意を表します。竹内議員の逝去に伴い7月13日に繰り上げ当選となりました。県会議員選挙ではとても悔しい思いをしましたが、多くのみなさんのご支援で次点まで押し上げていただいたことが繰り上げ当選につながりました。改めてみなさんのご支援に心から感謝申し上げます。

関東大震災 朝鮮人・中国人虐殺から100年 歴史の事実と今日の課題を考える 8月12日 記念講演会

 今年は、1923年9月の関東大震災時にデマによって朝鮮人・中国人が虐殺された事件から100年を迎えます。横浜市内では、歴史の事実と今日の課題を考えようと、記念講演会が開かれます。関東大震災時、「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた」などのデマが広がり、軍隊・警察・自警団が罪のない多くの朝鮮人を虐殺しました。特定の民族や人たちを対象にしたデマは、2011年3月の東日本大震災や1995年4月の熊本地震の発生後にもインターネット上で流れました。

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