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「中学校給食 どうしたら始められる?」15日 横浜でシンポ

(HP掲載日:2018.9.14)

「どうしたら横浜でも中学校給食を始められる? みんなと考えるシンポジウム」が9月15日、横浜市内で開かれます。主催は、横浜学校給食をよくする会、新日本婦人の会横浜18支部連絡会、横浜にも中学校給食があったら「いいね!」の会でつくる実行委員会です。

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 2日には、会場近くのJR鶴見駅前で宣伝し、シンポジウムへの参加を呼びかけました。宣伝には、子どもも含め21人が参加し、「政令指定都市で中学校給食がないのは横浜だけ。川崎では、中学校給食が始まりました」などと訴えました。中学校給食の実施などを求める署名は、1時間で138人分寄せられました。

 署名に応じた2児の母親、後藤香緒里さん(33)は、「親の負担も減るし、子どもに少しでも体に良い物を食べてもらいたい」と話しました。生まれも育ちも鶴見区の女性(41)は、「中学校給食は子どもの頃からの念願です。お弁当をつくる親が大変そうでした」と訴えました。

学校給食研究家 吉原さんが講演

 シンポジウムでは、全国の小中学校400校以上の給食を食べ歩いた学校給食研究家の吉原ひろこさんが講演します。川崎市で中学校給食実現の運動に取り組んできた元教員の市古博一さんが、川崎の経験などを語る予定です。

 吉原さん、市古さん、参加者とのパネルディスカッションもあり、よくする会代表委員の鈴木圭子さんがコーディネーターを務めます。実行委員長で、いいねの会共同代表の朝見幸子さんは意気込みます。「横浜でも中学校給食が実現できる展望を共有できるようなシンポジウムにしたい。多くの人に参加してほしい」

 シンポジウムは、午後2時から鶴見区の鶴見公会堂講堂(JR鶴見駅下車1分)。参加費300円(中学生以下は無料)。保育あり。親子席あり。問い合わせ先=080(5429)3987、朝見さん。

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宣伝でシンポへの参加を呼びかけた実行委員会の人たち=9月2日、横浜市

「新かながわ」2018年9月9日(第2464)号より